数珠の世界は奥が深く、知ることでより一層愛着が湧いてきます。
ここで、数珠についてより詳しくなってみましょう。
ここでは、数珠に関する豆知識をご紹介していきます。
仏教の結婚式で数珠が使われることもある?
結婚式といえば、キリスト教式のものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
教会で男女が愛を誓いあい、指輪を交換するという光景は、ドラマでも見かけることがあり、容易に思い浮かべられることでしょう。
仏教の結婚式、いわゆる仏前式では、数珠授与(念珠授与)といって、住職(式を進行する司婚者)が数珠を男女に渡すことがあります。
この場合の数珠は「寿珠」と呼ばれ、縁起の良い贈り物です。
男性には白い房、女性には赤い房のついた数珠が送られることになります。
なお、仏前式では、参列する人も数珠が必要となることが多いので、参加する予定がある人は覚えておくと良いでしょう。
腕輪型の数珠は公式な場では使えない?
腕輪型の数珠は、いわゆる数珠ブレスレットというような名称で販売されています。
時にはお寺のような場所でも取り扱われていることもありますが、腕輪型の数珠はあくまでも装飾品やお守りとして扱われるアイテムです。
略式数珠には似ていますが、珠の数が違い房もなく、正式な数珠とはいえません。
そのため、お葬式や法事などに使用できないことに注意が必要です。
数珠は貸し借り厳禁?
数珠は、葬儀を行う会社から借りられるケースもあるため、貸し借りOKと考える人もいるかもしれません。
ですが実は、数珠は個人個人で持つアイテムという側面が強く、貸し借りは良くないこととされています。
譲渡は良いのですが、親兄弟であっても貸し借りはせず、マイ数珠を持つようにすると良いでしょう。